人探しや家出捜索では、なぜ警察は動かないのかというと、行方不明者届を出した時に一般行方不明者と特異行方不明者に分類されるからです。この事については、警察に捜索願を出す方法で述べていますので、詳しくはそちらをご覧ください。
特異行方不明者ではなく、一般行方不明者に分類されたら警察は積極的に捜索をしてくれません。警察が積極的に捜索するのは犯罪や事故、自殺の恐れがある特異行方不明者となります。警察の見解は「一般行方不明者は、本人の意思で家を出た」と判断されるので、民事不介入となってしまうのです。
1番頼りにしている警察が率先して人探しをしてくれなければ、誰を頼ればいいのでしょうか。もはや自力で探すしかないのでしょうか。日本の年間の行方不明者数は10万人越えと言われていて、その全ての行方不明者の発見活動を警察ができるでしょうか。
人探し以外にも多くの事件に追われている中で、警察は人探しに費やす時間をどれだけ取れるのでしょうか。事故や事件が起こった後に身元が発覚しても、それが本来の意味での発見とはならないでしょう。
人探し 家出捜索は警察に期待はできない
警察は特定の人物だけを優先して探してくれない
多くの行方不明者の身内の方は、誰もが早く見つけてほしいと思っています。しかし、警察は特定の人物だけを優先して捜索する事はしてくれません。特異行方不明者であれば、置かれた状況の危険度によって優先が左右されるでしょう。
一般行方不明者と分類されたのであれば、警察の通常業務の巡回等で運よく発見されるまで待つしかないのです。ではどうすればいいのかと考えた時に、探偵調査を検討されるといいでしょう。
探偵の家出調査の実情
家出調査は未成年の調査だけではありません。
探偵にに家出調査の相談に起こしいただいた年齢層は約6割は40~50代です。まずは警察に相談。後、探偵へ相談。探偵にご相談に来る方は、すぐに警察に届け、自分たちの心当たりを探した後に、探偵に相談にくるパターンが大半です。
当社に家出調査でご相談に来られる方の大半は、既に警察に届け出を出されています。届け出を出した後、自分たちでわかる範囲で探し、見つからずに不安を募らせた状態で、探偵にご相談にくるパターンがほとんどです。
実際には、家出から3~7日経過した段階でご相談を受けるパターンがほとんどです。「そのうち帰ってくるだろう」と思っていたにもかかわらず、家に帰ってこず、日が経つうちに不安になり、探偵に相談するパターンが多く見受けられます。また、相談に来られる方に特徴はなく、ごく一般的な家庭の方が、いきなりの家出に対処ができず、探偵にご相談に来られているようです。
家出調査からわかる家出の理由
子供の家出は周囲の環境に影響されやすく、受験や部活、いじめなどが原因になっているケースがあります。女の子家出は、行く当てがなくなると出会い系で知り合った男性の家に転がり込んだり、お金を稼ぐために風俗に入っているケースもあります。
成人の家出は、金銭や仕事のトラブルの原因が多いです。精神的なもので最悪、自殺のケースもありますから、痕跡があるうちに調査をすると発見率も高くなります。
男性は、年齢問わず家出する傾向にありますが、女性は、子供さんが居ない方が家出する傾向にあります。発見時も男女によって特徴があります。年齢問わず男性は、素直に応じるのですが、女性は素直に応じない場合がほとんどです。
男性は、誰にも悩みを相談せずに、いきなり家出をして自殺する確率が女性よりも高いと言われています。幸い、死ねば今まで自分を苦しめたきた人を、それなりに苦しめる事ができますし、一石二鳥と考える人もいるようです。
だから、ギリギリまで我慢して、耐えて、耐えて、耐えた挙句にすっぱりと死を選んでしまうのです。ご家族の決断が遅くなればなるほど捜索には時間がかかり、難しい調査になる事になります。
また、行方不明になられた方にしてもいろいろな葛藤がある中で「探し出してほしい」。「でも自分から戻る勇気がない」、と思っている方も多く、失踪された方を出来るだけ早く発見してあげることも解決策のひとつです。
家出人が見つかる確率が高い調査のタイミング
探偵に家出人や行方不明者を探してもらうタイミングは、いなくなってから1週間以内の捜索が1番発見率が高いのです。これが「そのうち帰ってくるだろう」と、高をくくっていると足取りが掴めなくなり、発見率が下がってしまいます。
特に未成年者の家出は、初期段階で捜索すれば発見されやすいのですが、中期段階や後期段階で捜索しても見つかる可能性は低くなってしまいます。
中期段階に入る前に探偵事務所に依頼をして頂ければ、発見出来る可能性も高く、元の生活に戻れる可能性が高い傾向です。家出かもと感じたらすぐに面談し、自宅に戻らないようなら特急調査で直ぐに調査することをお勧めします。
家出するかもと感じたり、部屋を整理したり、会社をクビになったり受験に落ちた、何処か遠くへ行きたいなど話してたり、普段と違う行動をとっていたら要注意です。帰って置き手紙がある、家に帰らない、会社から出勤していないと電話があるなどしたら大至急ご依頼して下さい。
依頼者様は2~3日様子を見てと思われるでしょうが、手遅れになる案件が多々あります。大事なご家族や知人の為、まずは初期段階での依頼をしてください。