「実家に帰らせて頂きます。」この名台詞は、家出と言っても行き先が実家とわかっているので安心できるのではないでしょうか。落ち着いた頃に、ご主人が奥さんに頭を下げて迎えに行くことで解決する事が望めます。何が原因で家を出たのか、その理由が程度予測できるのであれば行き先も予測できるでしょう。
しかし原因もわからず居所も言わないで突然家出をした場合には、落ち着いてはいられません。ある雑誌のアンケート調査によると、家出の衝動に駆られる妻が7割となっています。簡単に言ってしまうと、いつ家出してもおかしくない奥さんが、世の中にはたくさんいる事になってしまいます。
その家出の多くの理由が下の項目になります。
妻が家出する理由
- 夫が家事や育児に非協力的 33.0%
- 些細な喧嘩 25.0%
- 嫁姑問題 9.7%
- 夫もしくは自身の浮気 7.4%
- 子供の教育方針のすれ違い 4.5%
- 夫の暴力 2.3%
- その他 10.7%
夫が家事や育児に協力的になってくれない事が1番多い理由となっていて、その他にも、どちらかの親と同居している場合は、舅や姑と折り合いがつかなくなったり、介護疲れで現実逃避したくなる理由が挙げられます。
家族だけで暮らしているときに家出した場合は、旦那や妻とは別に好きな人ができたので、離婚を決意して家を出ることがあります。その他に家族に内緒で借金をしてしまい、それが返済できなくて後ろめたさから家を出ることがあります。
またそれほど深刻なことではなく、家族と喧嘩をして腹立たしさが収まらずに衝動的に家出することもあります。このように家出をする原因はその家庭や夫婦間の問題によって様々ですが、まずは家に戻ってきてくれないと解決するための話し合いの場が持てません。
そのためには、家出した奥さんの居所を掴むために探す事を優先にしなければいけません。
家出した妻が行く場所
- 実家
- 友人宅
- ビジネスホテル
- 浮気相手の家
上記の項目では、家出の原因がはっきりとわかっていて、尚且つ行き先も予測がつく場所となっています。ただ覚悟して家を出た場合、連絡を取らないという強い意志を持っていることが多いです。
そのためスマートフォンを持っていても着信拒否にしたり、自分からは連絡を取ろうとしないことが考えられます。実家や友人宅等行き先が予測できるのであれば、妻が立ち寄りそうなお店や連絡を取っていそうな友人、実家や親戚を訪ねるなどして自分で探すことができます。
パートや仕事をしているときは、仕事場には連絡している可能性が高いので確認を取る事も出来ます。
浮気が原因で家出
意外に多いのが浮気が原因で家出をする事です。今までに浮気の兆候があり、発覚しているなら浮気相手のところに行っている事は明らかになります。夫婦間の事は一緒に暮らしていれば大体の予想が付きます。
浮気相手と一緒になりたくて、家出をした場合には一方的に離婚届けを送り付けるか、書置きと一緒に離婚届けを置いて行っているでしょう。その場合には、いくらご主人が奥様とやり直しを考えていても、奥さんの気持ちが変わる事はありません。
浮気相手と一緒になる決心をして家を出ている限り、ご主人の元へ帰る事はしないでしょう。一方的に離婚を言い渡されて、はいそうですかと認める事はなかなか難しい事です。
仮に離婚を決意したのであれば、けじめをつける必要もあります。相手や奥さんに対しての慰謝料請求は勿論、きちんと話し合い納得してからの離婚が望ましいのではないでしょうか。
ただし、慰謝料を請求する場合には証拠が必要になりますので、その場合には居場所をつきとめると同時に証拠を取ってもらうのが賢い選択になりますから、探偵に相談する事をおすすめします。探偵であれば、所在から浮気している証拠を掴み、優位に話し合いができます。
しかし自殺をしそうだという懸念があるときや精神的な疾患を持っている場合は、緊急性が高くなります。すぐに最寄りの警察に連絡して捜索を依頼したり、町内会など自治体に声掛けをしてもらうことも有効です。
ただ警察に連絡するときは、年間多くの行方不明者が出ているという現実があるため、明確に事件性があると証明できなければ、捜索してもらえないことがあります。一番効果が高い探し方は、探偵に依頼する方法です。
プロの探偵は独自の情報ルートを持っていますし、探すことの専門知識を持っていますから、素人がむやみに探し回るよりも効率が良いです。今までに尋ね人の依頼を沢山受けている探偵ですから、捜索するときにカンが働くこともあります。
独自の情報と探偵ならではの能力を活かすことによって、家を出て行方不明の妻を探せる可能性が高まります。探偵を依頼する前に、家を出た本人の気持ちに寄り添って、理由を考えるようにすれば、手がかりが見つかる可能性があります。