子供の家出や家族の家出、何の手掛かりもなく突然いなくなってしまったら心配です。唯一残されたものがスマホや携帯電話だったら、そこから手掛かりになる情報が見つかるかもしれません。
問題は残されたスマホがロックがされているのかされていないのかです。もし、スマホのロックがされていたら情報を見つける事は難しいかもしれません。でも、諦めないで下さい。
子供の携帯の名義人が親なら解除できる
各ショップでのロック解除は、個人情報の規制によって名義人以外のロック解除は受け付けてくれません。携帯電話を購入した時の名義が子供ではなく親の名義の場合には、各キャリアのショップに持っていけばロック解除をしてくれます。
名義人以外で解除ができる場合は、事件性があると判断されて尚且つ警察の指示があればショップで解除ができます。
スマホのロックの種類はどれくらいあるの
スマホと言えば、androidとiosの2つがメインになります。どちらが多いかと言うと、日本ではiosがandroidの倍のシェアを獲得しています。この2つを簡単に説明するとパソコンで言う、MacとWindowsと同じです。
このiosを搭載しているスマホがiPhoneでそれ以外がandroidと思ってください。まず、この2つのスマホの画面ロックの種類を説明していきます。
iPhoneの画面ロック方法
- touch ID:指紋認証
- face ID:顔認証
- apple ID
パスコード:4ケタ、6ケタ
iPhoneの画面ロック方法は、主にtouch IDと指紋認証になります。iTunes等の同期しているPCにつなぐ場合には、apple IDを求められます。1度iTunesにつないでいれば、パスコード無しでPCに同期できる事もありますから、試してみる価値はあります。
指紋認証(touch ID)
指紋認証の解除方法は、本人の指紋以外解除は出来ません。本人が行方不明になっている場合には解除方法は無理と思っていいでしょう。しかし、指紋を作る事ができれば解除ができる可能性はあります。
パスコード
iPhoneのパスコードは、4ケタと6ケタの両方があります。最初のロック画面でどちらで設定しているかは確認できます。iPhoneは間違えすぎると、同期しているパソコン(iTunes)につながないとロック解除が出来なくなります。
「パスコードを10回間違えるとデーター消去」を設定していると、データー消去の画面が表示されてしまいます。iTunes等にバックアップを取っていれば問題はありませんが、バックアップを取っていなければ、工場出荷状態になってしまいます。
- 6回失敗→1分間使用不可
- 7回失敗→5分使用不可
- 8回失敗→15分使用不可
- 9回失敗→60分使用不可
- 10回失敗→60分使用不可
- 11回失敗→iTunesに接続しない限り使用不可
参考サイト:スマホのロック解除方法
アンドロイドの画面ロック方法
アンドロイドの画面ロック方法で代表的なのが、パターンロックと4ケタのロックN.oになります。日常で普通にスマホを使うのであれば、複雑なパスワードは設定しないでしょう。
パターンロック
パターンロックは、9個の点を線で結ぶ一筆書きで解除する仕組みになっています。時間を掛けずにロック解除できるので、常にスマホを使う人に向いているロック方法です。よく使われているパターンが下になります。
- アルファベット:ABCD
- 図形:◇△□
- 数字:12345
アンドロイドのパターンロックを5回間違えると30秒間使えなくなりますが、30秒後にまた、パターンを入力する事ができます。
パスワード
パスワードは、4~17字の英数・記号を組み合わせた「パスワード」で解除するロックです。複雑な組み合わせをすることでセキュリティを高めます。4ケタの数字と違い簡単に解除する事ができません。
ロックN.O
ロックN.Oは、4ケタの数字を入力する事で解除できる簡単なロック方法です。4ケタの数字をランダムに組み合わせると1万通りもありますが、人は覚えやすい数字をパスワードに設定するので、まずは誕生日、西暦、結婚記念日、車のナンバーなどを考えながら試してゆきましょう。
パスワードを流用している事も多いので、思い当たるパスワードがあれば試してみる価値はあります。
Androidの場合は5回失敗すると30秒間パスワードが入力ができなくなりますので、予めいくつかの候補をあげておきましょう。
最も多く使用されているパスワードが「1234」「1111」「1212」です。その他にぞろ目の「7777」「9999」や等も試してみる価値はあるかもしれません。
PIN
PINは端末のSIMにロックを掛けるもので、3回続けて間違えると完全にロックが掛かり何もできなくなります。ロック解除するには、端末の名義人がキャリアのショップに持っていくしか方法がありません。
まとめ
スマホのロック解除は裏技的なものは殆ど存在しません。ロック解除は正攻法でやるしかありません。特にこれからの時代は、キャッシュレス化が進む事でセキュリティ対策に力を入れていきます。今まで使えた裏技でも、アップデートを繰り返すことで対策済みになっています。
スマホや携帯が残されていて尚且つロックがされていなければ、家出の理由や情報が見つかる可能性があります。しかし、ロックがかかっていたら家出人の発見にたどり着くのは難しい事でしょう。それであれば、探偵にロックが掛かったスマホを持っていき調査をお願いした方が確率は高くなります。
自分で家出人や失踪者の調査をすれば、それだけ時間が掛かり発見率が下がってしまいます。家出人や失踪者は、いなくなってから10日間以内に調査をする事で発見率が高いと言われています。10日以上過ぎてしまうと、足取りがつかめなくなってしまいます。
何か事件に巻き込まれてからでは公開しか残りません。子供に家出は軽視する事なく、早めに信頼できる探偵に相談する事をおすすめ致します。