大切な人を探したいと思った時に頼りになるのが警察です。家出人や行方不明者の捜索など全国規模のネットワークを使い、短期間で見つけてくれるのが警察です。ご存じの通り警察は民事不介入ですから、事件性のない人探しにおいては非協力的です。
懐かしいあの人に会いたい、事情があって今まで音信不通だったあの人と連絡を取りたい、自分で人探しをしようと思っても特定の人探しをすることは容易ではありません。警察が探してくれない目的の人物を効率よく、かつ確実に探すためにはどこに頼めばいいのでしょうか?
警察に人探しを頼むのは諦める方がいいのか?
家出した家族や行方不明になった近親者であれば行方不明者届(旧捜索願い)を受理してもらえますから提出はしておく方がいいです。事件性がない家出や行方不明者でも、警察に捜索願いを出すことでパトロール時の職務質問等で見つかる可能性があります。
だからこそ、警察に人探しを頼む事を諦める必要はないんですね。捜索願を出しつつも自分で探すことで捜索範囲を拡げる事になります。一つだけ注意する事は、個人的な理由の人探しは警察では受け付けてもらえません。
警察が出来ない人探し
- お金を貸した人の行方が知りたい
- 懐かしいあの人に会いたい
- 初恋の人に会いたい
- 昔お世話になった恩師を探したい
- 連絡が取れなくなった恋人が心配
- 昔生き別れになった兄弟、姉妹を探したい
警察以外でできる人探し方法
上記の様な個人的な理由で人探しをする場合には、警察で行方不明者届を受理してくれません。これは警察が民事不介入だからです。警察がだめなら他に人探しの方法があるかですが、他の方法を考えると自力か探偵に頼る以外ありません。
自力で人探しをする方法を具体的に説明すると、パソコンやスマートフォンなどのネットを経由して探す方法です。FacebookやTwitterといったSNS、また人探しの掲示板に依頼を書き込んだりする方法が挙げられます。ネットで探している相手の情報収集して、自力でチラシを作成して配布する方法も効果的です。
SNSを使って探したい人の情報を集める
まずは自分で探したい相手の情報収集をやる事をおすすめいたします。この方法はパソコンや携帯電話を持っていれば比較的簡単に探せる方法です。具体的にはFacebook等のSNSを使って人探しをするのですが、探している人物がFacebookやTwitterといったSNSを利用していなければもちろん特定することができません。
ネット内には膨大な情報があふれてますから探している人の特徴やヒントとなるキーワードがなければ探すのは難しいでしょう。また情報の信頼度も変わってきますから注意が必要です。
Facebookで探したい人の情報を集める
Facebookには検索機能がありますから、検索窓に探している人の名前やキーワードを入れると一覧が表示されます。例えば、「田中 好太郎」と入れるとFacebookに登録している全国の田中好太郎さんが表示されます。
注意する点は、登録時に「tanaka koutarou」で登録している場合には表示されません。表示された田中好太郎さんと、あなたが探している田中好太郎さんが同一人物なのかは居住地や交友関係から予測していかなければいけません。
写真をアップしているとわかりやすいのですが、そうでないと本人との区別は難しいかもしれません。その他にもTwitterやインスタグラムでも有力な情報が得られるかもしれませんので、検索してみる価値はあります。
人探しサイトを使う
最近では人探しを専門にするSNSがいくつかありますが、利用するには注意しなければいけません。捜したい人物の情報を書き込むことで情報提供を得られるのですが、毎日たくさんの書き込みがあり直ぐに新しい情報が前にきて、古い情報は埋もれてしまいます。
それらしい情報が得られたとしても、その情報の裏付けや確認が取れないために無駄足になる事が多いのです。いたずら目的の書き込みも多く、確信をついた情報が得られるのは確率的に低いかもしれません。全国に情報が拡散されるメリットの他に、個人情報が流出するデメリットがあります。
探している人物の名前や特徴等、個人情報を勝手に書き込んでしまうと法律に触れる事があります。探している人が大切な人であれば、個人情報を流出させたことで反感を持たれてしまう事もあります。たとえ結果として見つかったとしても、会ってくれるかはわかりません。
人探しサイトを利用する時には、探す目的を考えて相手に迷惑が掛からない様に利用しなければいけません。
人探しを探偵に頼む
人探しを専門にしている探偵に依頼する方法です。民事問題は民間の企業に頼る以外ありません。探偵は警察と違って費用が掛かる分、実際に足を使って探してくれますから見つかる確率は数段上がります。
探偵に依頼する事で一定の成果が見込めますし、自分以外の助けを得ることで捜索の幅が大きく広がります。積極的に調査を行ってくれますから、見つかる確率はこの中で1番と言っていいかもしれません。
一方で費用が掛かる懸念がありますが、優先度を考えれば致し方ありません。探偵に人探しを依頼されるには、調査内容や調査期間によって費用に差が生じますので十分に話し合い、費用や調査方法にご納得してから依頼されるといいでしょう。
人探しの方法のまとめ
自分でチラシを作成することでもかなりの枚数が必要になります。交通費などの経費や材料費、印刷代もかかってきます。協力者がいるなら、人を探している事実が周囲に漏れてしまうことが予想されます。探している人物が「逃げている」もしくは人に会いたくない理由で身を隠しているなら、あなたが探している事が耳に入ってしまうと、見つける事が難しくなります。
また、警察機関にする際にも、事細かに理由や詳細を質問されますので注意が必要です。このように、自力で人を探す方法はネットなどの普及によって選択肢が多くなってきているといえますが、一方で自分に合った方法を選ぶことが大切になってきています。
探している人物や目的をはっきりさせてから、人探しの方法を選択されるといいでしょう。