”夫が突然行方不明・失踪した。会社に行ったはずの夫が帰って来なくなってから3日がすぎた。”
一家の大黒柱の突然の失踪は深刻な問題です。夫婦げんかで家出をしたのであれば、理由が明確ですから気持が落ち着けば戻ってくるでしょう。しかしそれ以外の理由であれば、事態は重くとらえた方がいいかもしれません。思い悩んだ答えが失踪する事だったのでしょう。
解決する方法はただ一つ。早く見つけてあげる事です。
夫が失踪する理由を探る
- 家庭問題
- 借金問題
- 異性問題
- 仕事の問題
- 事件に巻き込まれた
- 疾病
夫の家出・失踪の理由は個人差があり一概に言えませんが、家出の本質は、現実に不満があり逃げたい気持ちが衝動に駆られてしまうのが殆どです。借金問題や仕事のトラブルが原因で家出をしてしまうケースが多く、精神的なものであれば最悪自殺のケースもあります。
突然の家出で何をしていいのか戸惑ってしまいますが、痕跡があるうちに捜索をすれば見つかる確率が高くなります。
家庭問題での家出
家庭問題で多いのが、夫婦喧嘩です。ちょっとした夫婦喧嘩で家を出る場合には、その喧嘩の理由や原因から行き先を予測できるかもしれません。
ただし理由がもっと深刻な問題であれば、重大な事に発展する可能性もあります。最近多いのが、帰宅恐怖症です。帰宅恐怖症とは、家庭での自分の居場所がなかったり、自分の存在価値が低いと感じた時に家に帰る事に恐怖を覚えてしまう事です。
帰宅恐怖症で最も多いとされる原因が、妻の暴言や態度に苦痛を感じて家に帰る事が嫌になってしまうのだそうです。帰宅恐怖症の夫を持つ妻自体は、暴言や態度に対して、普通に接していると思っている事が多いのも事実です。
この帰宅恐怖症の症状は、残業等の理由を付けてみんなが寝たころに帰宅してきたりと、極力妻との接触を避ける傾向にあります。症状が悪化すると、衝動に駆られて家出をしたり、最悪は思い詰めて自殺を考える事もあります。
借金問題での家出
次に多いのが借金問題です。借金は一度借りてしまうと次からは抵抗が無くなってしまい、最初は少額だったものが次第に高額になっていき、気付いたら返済できない金額まで膨れ上がってしまうのです。
特に借金している事を妻にばれる事を恐れて、借金を借金で返す悪循環を繰り返してしまうのです。こうなってしまうと、最後は貸してくれるところが無くなってしまい、闇金に手を出してしまう恐れがあります。
このケースは浪費癖やギャンブル好きの夫に多く、蓋を開けると周りの知り合いの殆どに借金をしているのがわかります。借金が膨らみ、どうする事も出来なくなってしまうと身を隠すことを選んでしまいます。
現実から逃げても借金は無くなる事はないのですが、追い込まれてしまうと逃げるしか道が見えないのでしょう。もしくは最初からお金を借りて失踪する事を考えていたのかもしれません。
異性問題での家出
これは最悪なケースで1番考えたくない事なのですが、浮気相手と一緒にいる事が楽しくて、仕事も家庭も何もかも放り出して、浮気相手と逃避行する事です。離婚を考えれば居場所をつきとめる必要がありますが、問題になるのが逃げた相手の所在が予測できない事です。
逃げた先がわかれば3人で今後の事を取り決める事も出来るでしょう。しかし居場所もわからず、旦那は仕事も辞めて連絡もつかない状況であればどうにもなりません。
浮気相手を選んで出て行った男に未練はないでしょうが、この先の事を考えていかなければいけません。住宅ローンの残債があれば支払いはどうすればいいのか、売却するにも夫の名義であれば売却できるのか等、様々な問題を解決していかなければいけません。
仕事の問題での家出
仕事でのストレスは個人差があり本人にしかわからない事でしょう。しかし会社でのパワハラやモラハラ、取引先の苦情の対応、サービス残業や営業ノルマなど、精神的に追い詰められている人は少なくありません。
どこかで糸が切れる前に誰かに相談して解決できれば問題ありません。世の中にはそれすらも出来ない人が大勢いらっしゃいます。相談する事で相手に迷惑をかけてしまわないかと周りに気を使いすぎる人が追い詰められてしまいます。
自分ではどうする事も出来なくなってしまうと、現実から逃げ出してしまうのです。この問題は最悪な事態を予測して深刻に考えていかなければいけません。
トラブルや事件に巻き込まれた
意外にあり得ないと言う事で軽視されがちな問題でもありますが、実はそうでもありません。突然の失踪や行方不明の場合には事件や事故に巻き込まれているケースがあります。昔と違い犯罪が多くなっている現代では、いつどこでトラブルに見舞われるかわかりません。
日本は治安が良く安全な国と安心していられなくなっているのです。家出や失踪の原因に思い当たる節がない場合には事件性を疑ってみましょう。しかし事件性とは判断できず、その根拠もない場合には警察に捜索を依頼しても探す事はしてくれません。
確実に事件に巻き込まれたことを証明できなければ警察は動いてくれないのです。急を要する場合には警察よりも探偵に依頼した方が見つかる確率は数段上がります。
疾病
最近では、癌や病気、うつ病や認知症の家出が増加していて、27年度の行方不明者数82035人のうち30595人が疾病や認知症が原因となっています。統合失調症を抱えた若者や働き盛りの男性もこれに該当します。
うつ病は初期段階でも自殺願望があり、早急に見つけてあげなければいけません。
まとめ
家出や失踪は"自分の存在を隠したい消したい"と言う思いの表われです。必ず失踪する前に前兆があるはずです。最近おかしいなと思ったら、どんな些細な言動も見逃さずに受け止めてあげる事で救われるのかもしれません。
最悪は生死にかかわる問題にもなりますから、少しでもおかしな事が続いたら話を聞いてあげる事が必要です。難しい事なのですがいなくなってから気付いても遅いのです。
旦那さんが失踪、行方不明になってしまったら、迷わずに最寄りの警察署に捜索願を提出しましょう。その際、警察が積極的に探してくれないとわかった時点で、信頼できる探偵にご相談してください。
大切な人の思いつめた失踪や家出は、早急に見つけてあげる事で救われます。あなたの大切な人が早く見つかる事を心から願っています。